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本作品は、十五代酒井田柿右衛門氏が日経アートのために特別に制作した新作です。柔らかく温かみのある乳白色の濁手(にごしで)の素地に枝もたわわに咲き誇る桜の文様が、当代ならではの繊細な筆致でたおやかに美しくたっぷりと描かれています。桜の文様が両面から楽しめる贅沢で斬新な意匠はオリジナル作品ならではのもの。有田焼創業400年を迎えた記念の年の特別企画作品です。
「早いもので一昨年2月の襲名から間も無く3年が過ぎようとしております。初代柿右衛門が赤絵を創始してから370年。歴史ある工房を先代から受け継ぎ、なんとか良い状態を維持しながら新しい作品を作ろうと励んでおりますが、未だ道半ばといった感じでございます。しかし歴代柿右衛門同様、それを一生の仕事として、少し時間を頂きながら自分なりの柿右衛門様式を探って参りたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。 さて、今年は日本磁器創業400年という大きな節目の年を迎えております。昨年来、何かその記念になるものをと思っておりましたところ、日経アートからタイミングよくこのお話を頂きましたので、今持てる力を注ぎ込み精一杯やってみました。先代とは少し違った桜になっておりますが、作風の違う所も楽しんで頂けましたら幸いに存じます。」
十五代酒井田柿右衛門
限定 | 15点 |
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サイズ | 最大径 約22.0×高さ 約22.0cm |
価格 | 864,000円(消費税8%込) |
その他 | 共箱 制作年:2016年 |