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「第6回東山魁夷記念 日経日本画大賞展」5/28から開催です<終了しました>

「第6回東山魁夷記念 日経日本画大賞展」が、本日5/28(木)より上野の森美術館にて開催中です。
6/7(日)までと会期が長くありませんので、ぜひ皆様お早めにお運びくださいませ。
<開館時間午前10時-午後5時(入館は閉館の30分前まで)*会期中無休>

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なお、昨日には同大賞の受賞式が開かれました。
会場は天井が高いため、それぞれの作品のスケール感がより一層伝わってきます。

展示は1Fと2Fに分かれ、30点ほどの作品がご覧いただけます。
気鋭の作家による作品ですので、画題や構図はもちろん、“支持体は絹か和紙、岩絵具か胡粉を膠で定着…ときに箔や墨…”というような画材の固定観念にすらとらわれない、斬新な景観をお楽しみいただけることと思います。

ちなみに本賞は作品の大きさの決まりがないそうで、審査員の方も口にするほど「大作が増えている」そうです。皆様ご存知の通り、日本画は画材はどうあれ、油絵と比較すると「厚塗り・重ね塗りをしない」傾向にあります。フレスコ画ほどではありませんが、何度でもやり直しがきくものではありません。一発で線を決める、などの日本画独特の高い技術が求められます。

 

何度もやり直せないということは、必然的に「薄づくり」になりやすく、そのため支持体(絹や和紙)に定着する絵具の量も、最低限にとどまります。絵具が最低限ということは、作品自体の重量が重くなりすぎない、ということになります。
すると、支持体が重みに耐え切れずに損傷するリスクが減りますので、大型の作品も比較的制作しやすくなります。薄づくりになるほど、絵具が剥落するリスクも減りますし、度重なる筆致で支持体が痛むことも少ないので、自然と作品が長持ちしやすくなりますね。

大型の作品が増えるということは、そもそもの大きな支持体を制作する絹屋さんや和紙屋さんのご尽力あってこそであり、そして画家の方々の技術も日々進化している、と考えてみると、また面白い発見があるかも知れません。

 

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日本経済新聞社社長・岡田直敏より大賞受賞の賞状を贈呈される岩田先生

授賞式の後のレセプションでは、冒頭の挨拶にて喜びを語られつつも、家族や兄弟、奥様への感謝の気持ちを仰られていたのが印象的でした。
日経日本画大賞 受賞の挨拶をする岩田先生_
万国共通で愛でられている“花”は、画題としても最もポピュラーなものの一つです。
しかし、特に岩田先生の描かれる花は、艶々と色香が漂っているように感じていました。元来、お花がとてもお好きだったというエピソードは有名ですが、お花への“愛情”だけでなく、周囲の支えとなる方々への“想い”あってこそ、あのような独自の生命感を持った作品が生み出されていたのだと、個人的に納得してしまいました。

 

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大賞受賞作品「雪月花時最憶君―花泥棒」(せつげつかのとき もっとも きみを おもう―はなどろぼう―)をバックに、取材に応じられる岩田先生
改めておめでとうございます!

2015年の日経ファミリーカレンダーの原画も、お忙しい中、毎月1枚ずつ描きおろしていただいています。
なお、7月号はアヤメ科の気高い紫色の花、8月号はヒガンバナ科の情熱的な紅色の花です。お楽しみに!
(日経ファミリーカレンダーの配布については、ご利用の新聞販売店様へおたずねください。)

 

日経日本画大賞_
上野の森美術館は、JR上野駅「公園口」から徒歩3分です。黒×緑の看板が目印です。
公園口前の横断歩道を渡ったら、“左”です!
いつものように右手に流れてしまうと遠回りですので、お気をつけください。