鹿児島県日置市にある薩摩焼の名窯・沈壽官窯の
十五代沈壽官氏による干支香炉シリーズを特別に企画し発売します。
第一弾となる2021年は「薩摩丑香爐」です。
<写真は作品正面>
香炉の蓋部には穏やかな表情で泰然自若と佇む
牛の捻物(ひねりもの)が飾られています。
「丑(うし)」は「紐」という字の一部でもあることから、
首には高貴な紫色の重厚感ある紐縄が結ばれ、
それには十五代の「ご縁を結ぶ」という思いが込められています。
<各写真は部分拡大>
きめ細かな貫入(かんにゅう)が美しく映える白薩摩の胴部には、
観音菩薩像の胸飾りなどにも使用される瓔珞文(ようらくもん)が
丁寧な錦手で絵付けされています。
さらに肩部分を一周する上品な菊花文の飾りによって、
華やかさが一層際立ちます。
<写真は作品背面>
400年を超える薩摩焼の歴史と伝統を受け継いだ
十五代の確かな技術力と現代的な感性が融合し、
小ぶりながらも緻密な造形と彩色が施された寿ぎの作品です。
本年の干支作品として、また毎年のコレクションとしてぜひこの機会にご愛蔵ください。
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