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益子参考館をご存知でしょうか・・

栃木県の南東部に位置する芳賀郡益子町。

まわりはゆるやかな起伏の山や緑豊かな田園に囲まれ、 豊かで懐かしさを感じさせる里山の景色が広がっています。

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<益子参考館>

 

 近現代を代表する陶芸家で、民藝運動の主導者として国内外を問わず活躍し、1955年、第1回重要無形文化材保持者(人間国宝)に指定され、1968年に文化勲章を受章した濱田庄司が、この地に居を構え作陶を続けました。  現在、三代目の濱田友緒氏が館長となり、祖父、故・濱田庄司が自らの作陶の参考として蒐集した品々から受けた恩恵と喜びを、広く一般の方々と共有し「参考」にしてほしいとの意図で、自邸の一部を活用し1977年に開館した「益子参考館」。濱田庄司が愛した日本各地、世界各国の美しい手工芸品を、江戸期から大正期の庄司が惚れて移築し暮らした古民家の中に展示しています。濱田庄司が生活した場の香りが息づくように維持・保存されています。

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<轆轤風景>

 

 また、近隣の益子陶芸美術館では、現在(2020年6月18日―11月8日)「英国で始まり 濱田・リーチ 二つの道」展が開催中です。

濱田庄司が自身の半生を回顧した有名な言葉『私の陶器の仕事は、京都で道を見つけ、英国で始まり、沖縄で学び、益子で育った』の一節からとられた展覧会タイトル。庄司は今から100年前の1920年にバーナード・リーチとともにイギリスに渡りセントアイヴスに東洋風の登り窯を築きました。そこからイギリス近代陶芸の礎となったリーチ派の作家たちが生まれます。イギリスと益子、二つの地で切り拓かれた陶芸の醍醐味を同時にみせる初の展覧会では、現代のイギリスを代表する作家から、加守田章二、池田浩ら益子の礎を築いた作家まで60名約170点が展示されています。濱田庄司の陶芸がいかなる影響を与えたのか・・・ぜひ作品をご覧いただきながら100年の陶芸史に想いを馳せてみてはいかがでしょうか・・。

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<茅葺屋根が美しい、旧・濱田庄司邸>

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<濱田庄司が生前に愛用していた登り窯>

 

現在、濱田窯の三代目を受け継ぐ濱田友緒氏は、リーチポタリーと濱田窯の初代同士が培ってきた深い関係に迫る親密な友好関係を築き続けています。文化・教育・交流・観光の四本柱の事業にも精力的に取り組まれています。友緒氏の閃きに満ちた作品に、今後ますます注目したいと思います。

<濱田友緒作「藍鉄塩釉浮重花瓶」>

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