日経アートでもご紹介しております、一四代平戸悦山・今村均氏が
このたび2月18日付にて、長崎県指定無形文化財「三川内焼 細工技術」保持者に認定されました。
誠におめでとうございます!
手捻りによる独自の技術「捻り細工」などによって、
滑らかで美しい白磁の花や虫、龍などを緻密に作り上げています。
繊細な手仕事でなければ成しえない珠玉の逸品を制作し続けてこられました。
2019年には天皇陛下御即位を祝する献上品に白磁細工「菊花 虫かご」が選定されています。
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一四代平戸悦山 今村均「蓮」 価格:1,650,000円(税込)
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こちらの作品は、一枚ずつ作った花びらを成形した芯に貼り付けて制作されています。
花びらは轆轤でひいたものから作られているそうです。
花びらの薄さが均質になって、リアリティにつながっているのかも知れません。
(詳しい解説は、作品ページを覗いてみてくださいね!)
海外製でも「陶花」というジャンルがありますが、
本作は鮮やかに彩色されたそれらとは違い、磁土による清廉な「白」が際立っています。
見るほどに心やすらぐ、清らかな作品です。