現在、新宿の伊勢丹本館アートギャラリーにて油彩画家 神津善之介の作品展が開催されている。
神津氏は、スペインのマドリードにその制作拠点を置いている。 スペイン国内やヨーロッパ各地の風景画をはじめ心象作品をなどを、神津氏ならではの光の表現方法を用いて描いている。 それはスペインという太陽の光豊かな国にいるからこそのパフォーマンスとも思える。
また一度は理系に進むことを考えた神津氏らしく、作品構図には氏ならではの独創的なものも多い。 空と大地や建物との空間バランス、地平線や水平線の位置・・・。さらに近年神津氏が新たに取り組んでいる具象と抽象を合体させた肖像画や静物画においても氏らしい表現がされている。
スペインから帰国後2週間のホテル待機期間を経ての個展開催。 伊勢丹ギャラリーでは一昨年以来8度目の開催となる。 今展は、このような時代だからこそ神津氏ならではの「光」をテーマに作品を制作、そこから希望や救いを感じとってもらえたら、と氏は願っている。個展も好評で約20数作品が売約となっていた。神津氏のまさに「今」を知ることのできる個展である。
神津善之介 絵画展 2021
~The Light I Felt :私が見た光~
3月24日(水)~3月30日(火)午前10時~午後8時(最終日は午後6時まで) 伊勢丹新宿店 本館6階 アートギャラリー
東京都新宿区新宿3-14-1 03-3352-1111
日経アートでも神津善之介氏の作品を取り扱っています。
『PARIS Ohh Paris』ーグレーとピンクとエッフェル塔ー