ご購入の流れ

日経アートからのお知らせ

トップページ > 日経アートからのお知らせ > 「思わずうっとりな女性像」を集めてみました

「思わずうっとりな女性像」を集めてみました

9月になり、急に肌寒くなりましたね。

今回は、「思わずうっとりな女性像」をご紹介します。

 

 

irenehp3_medium.jpg

オーギュスト・ルノワール 『イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢』(可愛いイレーヌ)

 

「少女画の金字塔」と名高い作品。

少女の清楚な雰囲気があらゆる部分から感じられます。

ロングヘアは繊細なウエーブによってより華やかに輝いて見えますが、

眉上で切りそろえられた前髪によって、派手すぎないスタイルになっています。

ハーフアップにした髪はブルーのリボンでまとめられ、

衣服の白・ブルーとコーディネートされています。

色数を使いすぎない、上品で爽やかな着こなしです。

 

そして背景は低木。花ではないのです。

こんな美少女を描く機会があるとすれば(描けませんが)、

ついついバラなどをたっぷり背景に描いてみたくなってしまいますし、

実際、背景がバラでも案外いいのでは?と思うのですが、

きっとそれは「やりすぎ」なのでしょうね…

 

すこし照れのある表情や視線から伝わる、

少女の奥ゆかしさや清楚な印象とのバランスをとるために、

背景もあえて派手にはしなかったのかも知れません。

 

 

アルフォンス・ミュシャ 『朝の目覚め』EA版【1点限り】

 

計算しつくされた構成と、それを埋め尽くす装飾…

アール・ヌーヴォーの代名詞的存在、ミュシャの貴重なリトグラフです。

洗練された描線と、各所に見られる百合のモチーフが、

中央のまるで女神のような女性の高潔さをより際立たせています。

 

 

井手康人 『夢香る』【1点限り】

 

院展で活躍中の井手康人先生による日本画です。

目をとじ、恍惚とした表情を浮かべる女性。

 

「夢」や「香り」といった、目には見えないものの感触を伝えるような、

幻想的かつ多幸にあふれた雰囲気が、画面いっぱいに充満しています。

 

 

鳥居清長 『雨中三美人-風俗東之錦-』

 

江戸時代の美人も負けてはいません。

こちらは「雨中湯帰り」とも呼ばれる作品ですが、

湯帰りで雨…自分の身に起きたらちょっとしょんぼりしてしまうようなシーンです。

しかし画中の女性たちは雨など気にするでもなく、

湯舟でのおしゃべりの続きが聴こえてくるかのようです。

また着物の柄も隅々まで凝っており、小さいながらも見応え十分の一枚です。

 

 

上村松園 『待月』

 

引き続き和服美人。

「待月」との画題で月を描かない、この省略の美…

待つということは、期待と反する結果が待ち受ける場合もありますが、

この絵の場合、覗き見える横顔から不安は感じられず、

必ず来るという確信か、はたまた彼女の目にはそれがすでに捉えられているのか、

安堵のような笑みを口元にごくうっすらと浮かべているようです。

 

また「頬杖」というラフなポーズも、

待ちわびる間の時間さえも ゆったりと楽しんでいるような、余裕さえ感じられます。

 

 

鶴田一郎『Pure RedⅡ』ドローイング

 

こちらも美しい横顔が魅力的な作品。

細かい描線までじっくりと楽しめるのは、ドローイングならではです。

髪の毛の印影や、細い指先など、迷いなきペン運びは見とれるばかりです。

作家選定のオールブラックの額もシックでとても素敵ですね。

 

また、構図も目線外しのため、

「人物画はちょっと飾りにくいかも」と思われている方にもおすすめです。

 

 

蜷川有紀 『薔薇を想う』【1点限り】

 

女性のキリリとした眼差しと、渦を巻く薔薇が印象的な作品。

小さな見た目に反し、想像以上のエネルギーがつまっている蕾からは、

生命の神秘を感じさせられます。

 

美しい薔薇の中に、見出すことのできる強い生命の意思。

この女性の眼差しは、ただ美しいと愛でられるだけではない、

生命としての強さを代弁しているのかも知れません。

 

 

リン・ゲルテンバック 『カレス オブ ザ シー』

 

画中では、母親はそっと娘を抱きかかえ、

娘は落ちないように母の背中に手をまわしてお互いに優しく触れ合っています。

それは海辺を歩く何気なくも尊い、母子の日常の姿でもあり、

どことなくボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」を彷彿とさせるようでもあります。

爽やかな潮風に優しく抱かれて歩く、愛すべき瞬間をきりとった作品です。

 

 

 

いかがでしょうか、うっとりしていただけましたでしょうか?

風景画や静物画に比べると、人物画は確かに「とても飾りやすい」わけではありません。

ですが、無難な感じは少し飽きた、お部屋の印象を変えたい時などにはオススメです。

また、「人が部屋にいる感じで怖いかも」という心配がある場合には、目線外しの作品を選んだり、

飾る場所を廊下などの「ご自身が滞在しない場所」を選んだりすると良いかも知れません。