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明け方の富士のたたずまいを印象的な青の世界で表現した作品です。
富士の裾野と空にグラデーションを施した作風は、小谷野直己の「不二」作品中でも異色のもの。裾野と雲が渾然と溶け合い、雲海に浮かび上がる富士の姿が印象的に純白な輝きを見せています。新たな琳派を追求し続ける小谷野芸術にあって心境地の気迫が感じられる作品です。天地に引かれた銀の棒線は、日本画の霞線を思わせますが、小谷野直己流に創意を凝らした富士に合わせた独特な装飾です。透明感のある白い積雪の中にも雪の断層が描き分けられ、現実の情景では遭遇できない幻想的な配色の中で、静謐な富士の意匠が荘厳な世界を創出しています。
限定 | 本画につき一点限り |
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画面寸法 | 41.0×31.5cm |
額(軸)寸法 | 58.0×49.0cm |
価格 | 462,000円(消費税10%込) |
その他 |
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